CMEグループツアー選手権 賞金配分解説【2025年版】

CMEグループツアー選手権はLPGAツアーの最終戦として、2024年から賞金総額が1100万ドルに大幅増額され、優勝賞金400万ドル(約6億円)を誇ります。これは女子ツアー史上最高額となります。
60人の出場選手全員に最低5万5000ドル(約770万円)が保証される豪華な制度です。CMEグループは2027年までタイトルスポンサー契約を延長し、大会の注目度はますます高まっています。
2025年大会も同額の賞金で開催予定です。本記事では大会概要と最新の賞金配分(順位別の配分額)をわかりやすく解説します。

CMEグループツアー選手権 賞金配分の仕組みと概要

CMEグループツアー選手権はLPGAツアーの最終戦で、例年多くの注目を集める大会です。2024年から賞金総額が1100万ドルに増額され、優勝賞金400万ドルの大型フィールドになりました。本見出しでは、大会の基本情報と賞金配分の仕組みを紹介します。

大会概要と出場資格

CMEグループツアー選手権はLPGAツアーのシーズン最終戦で、年間ポイント上位60名が出場するエリート大会です。この大会は2014年から「レース・トゥ・CMEグローブ」と呼ばれるポイント争いの最終戦となっており、ポイントランキングに基づいて出場者が決まります。会場はアメリカ・フロリダ州のティブロンゴルフクラブ(ゴールド・コース)です。
大会はカットなしのストロークプレー72ホールで行われ、参加した60人全員が最終日までプレーできるのが特徴です。そのため下位の選手でも最後まで賞金が保証される仕組みになっています。

賞金総額・優勝賞金の特徴

CMEグループツアー選手権の賞金総額は近年大きく増加し、2024年からは1100万ドル(約16億円)に引き上げられました。優勝賞金も400万ドル(約6億円)と前年の2倍にあたる規模です。2023年までの大会では賞金総額が700万ドル、優勝賞金が200万ドルだったため、大幅に規模が拡大しています。
2025年大会も同額の1100万ドルで開催予定で、2位の賞金は100万ドル、さらに出場60人全員に最低5万5000ドル(約770万円)が保証される仕組みです。

CMEグループツアー選手権 賞金総額の推移

大会開催当初からCMEグループツアー選手権の賞金総額は年々増額されてきました。2011年に創設された当初は優勝賞金が150万ドル程度の小規模大会でしたが、その後は着実に増加しています。2013年大会では約300万ドルの規模となり、2019年から2023年にかけては500万~700万ドルで推移していました。
2024年以降は急激にスケールアップし、賞金総額は1100万ドルに跳ね上がっています。上位選手の賞金も大幅に増えるため、歴史的に見ても2024年は非常に高額な大会となりました。

歴代大会の賞金総額

過去大会をみると、CMEグループツアー選手権の賞金は年々増加してきました。2011年の創設時は大会自体が小規模でしたが、その後は拡充が続いています。2013年頃は総額300万ドル前後、2019年~2023年は500万~700万ドルの範囲で開催されていました。直近の数年で特に増加が著しく、2024年からは一気に1100万ドルに引き上げられました。

賞金増額の背景

2014年以降、LPGAはCMEグループをスポンサーとする「レース・トゥ・CMEグローブ」に力を入れてきました。2023年にはCMEグループとのタイトルスポンサー契約を2027年まで延長したことも発表され、大会賞金にも大幅な増額が実施されました。この結果、優勝賞金は200万ドルから400万ドルへ、賞金総額は700万ドルから1100万ドルへと大きく変わりました。大会スポンサーの出資によって賞金規模が拡大し、女子ツアーの価値向上につながっています。

順位別の賞金配分内訳

賞金総額が大規模なCMEグループツアー選手権では、順位ごとの賞金配分も非常に大きな額になります。上位入賞者には優勝を含めて数百万ドル規模の賞金が与えられ、下位であっても一定額が確保されています。次節以降で具体的な順位別の内訳を例に詳しく見ていきましょう。

上位入賞者の賞金額

2024年大会での上位入賞者の賞金配分例を表にまとめました。1位の選手は400万ドル、2位100万ドルを獲得し、3位以降も数十万ドルの賞金が各選手に分配されています。

順位 賞金額 (米ドル)
1位 4,000,000
2位 1,000,000
3位 550,000
4位 350,000
5位(2名) 227,500
7位 155,000
8位(3名) 119,125

上位選手は桁違いの賞金額が用意されており、特に優勝者には400万ドルの賞金が割り当てられています。

全出場者の賞金分配

CMEグループツアー選手権は参加60人全員に賞金が分配されるため、最後に近い順位の選手でも一定額が得られます。上の表では上位8位までを示しましたが、残りの選手も最低5万5000ドルが支払われます。例えば2024年大会では最下位の選手でも5万5000ドル(約770万円)が獲得できました。順位が上がるごとに賞金額は増え、中位入賞でも数十万ドルの賞金を手にします。

CMEグループツアー選手権 賞金配分と出場資格

CMEグループツアー選手権はポイントランキング上位60名の選手によって競われるため、出場者はシーズンを通じて安定した成績を収めた強豪ばかりです。シーズン内の大会で獲得したポイントに応じて出場資格が決まり、選ばれた選手たちが最終戦に集います。
さらにこの大会ではカットがなく4日間プレーできる仕組みで、出場した60人全員に最後までプレーするチャンスが与えられます。そのため途中で脱落する選手がおらず、全選手が最終順位に応じて賞金を得られるという特徴があります。

出場資格とポイントレース

出場資格はRace to CMEグローブポイントで上位60位に入ることで得られます。年間ポイントランキングの上位選手のみが大会に招待され、強い選手たちが揃います。シーズンを戦い抜いた者たちだけが出場するため、CMEツアー選手権の賞金配分はそのシーズンで活躍した精鋭に授与されることになります。

カットなし大会の特徴と賞金配分

この大会はカットなしの形式のため、全選手が4日間通して競技に参加します。途中で脱落する選手がいないため、順位がどうなろうとも全員が賞金を受け取れます。カットあり大会では後半に進めない選手が出ますが、本大会では最後まで競い続けることができ、その分賞金配分の恩恵が全選手に行き渡ります。

CMEグループツアー選手権 賞金規模が示す大会の意義

CMEグループツアー選手権の賞金総額と優勝賞金は、LPGAツアー全体でも突出しています。非メジャー大会としては世界最大級の規模であり、女子ゴルフ全体の価値を高める役割を果たしています。2024年大会で優勝賞金が400万ドルとなったことで、女子プロゴルファーが目指す目標の一つとなりました。また、大会スポンサーであるCMEグループの継続的な支援により、LPGAへの投資がさらに拡大していることを示しています。

女子ゴルフ史上最大の賞金額

2024年のCMEツアー選手権では、優勝賞金400万ドル(約6億円)と設定され、LPGAツアーの大会として最高額となりました。これにより下位の選手も最低55,000ドル(約770万円)が保証され、参加者全員が高額な賞金を得るチャンスが与えられます。

LPGA最終戦としての位置付け

LPGAツアーの最終戦という位置付けから、CMEグループツアー選手権は選手にとって年間成績の集大成となります。最終戦らしく賞金規模も大きく、シーズンを通じて蓄積したポイントで選ばれた精鋭が集まります。優勝すれば賞金だけでなく「CMEグローブ」の金メダルと100万ドルのボーナスも得られるため、選手権の価値は非常に高いと言えます。これらの要素が相まって、女子ツアーのタイトルホルダーにとって最も重要な一戦となっています。

まとめ

CMEグループツアー選手権の賞金配分について解説しました。本大会では賞金総額が世界最高水準であり、優勝賞金が女子ゴルフ史上最高額に設定されています。順位が上がるほど賞金額は大きくなり、最下位でも5万5000ドルが保証される仕組みです。LPGAツアー最終戦ならではの高額賞金が、出場選手の大きな目標となっています。

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