2025年マスターズゴルフ賞金一覧:総額30億円超・優勝賞金6億円

2025年のマスターズ(オーガスタ・ナショナルGC)では、過去最高額となる賞金総額が発表され、約30億円に達する見込みです。優勝者の賞金は6億円を大きく超えて史上最高額となり、世界のゴルファーから大きな注目を集めています。本記事では2025年大会の賞金一覧について詳しくまとめるとともに、配分の仕組みや歴史的推移、他の主要トーナメントとの比較まで網羅して解説します。

2025年マスターズゴルフ 賞金一覧と配分

2025年のマスターズでは第3ラウンド終了後にマスターズ委員会が賞金総額を2100万ドル(約30億円)と発表しました。
昨年より100万ドル増加し、大会史上最高額となっています。優勝賞金は420万ドル(約6億3千万円)となり、こちらも過去最高額です。

2025年大会の賞金総額と優勝賞金

大会でホールアウトした選手に賞金が分配され、優勝賞金に次いで2位は226万8千ドル(約3億4千万円)、3位は142万8千ドル(約2億1千万円)でした。
4位は100万8千ドル(約1億5千万円)、5位タイは2人で79万8千ドル(約1億2千万円)ずつ受け取りました。これら上位10位程度の金額を下表にまとめます。

順位 賞金(USDドル) 賞金(日本円)
1位 $4,200,000 約6億3千万円
2位 $2,268,000 約3億4千万円
3位 $1,428,000 約2億1千万円
4位 $1,008,000 約1億5千万円
5位タイ(2人) $798,000 約1億2千万円
7位 $703,500 約1億5千万円
8位タイ(4人) $588,000 約8億8千万円

2025年マスターズの順位別賞金配分

上表は2025年大会における上位8位タイまでの賞金配分例を示しています。優勝者は420万ドル、2位は約227万ドル、3位は約143万ドルという高額賞金を獲得しました。順位が下がるにつれ賞金額は減少しますが、5位タイでも約1億円以上、8位タイでも約900万円以上が支給されます。なお、予選通過者全員に賞金が与えられ、最下位となった場合でも25,000ドル(約360万円)の最低保証額が支払われます。

マスターズ賞金配分の仕組み

2025年大会の賞金配分にはいくつかのポイントがあります。まず、優勝者から最下位まであらかじめ定められた割合で賞金が配分されます。
順位が同率の場合は当該ランクの賞金を同着の選手で均等割にし、たとえば2位に2人なら2位と3位の賞金合計を2人で分けます。予選落ちやアマチュアには受け取り資格がないため、その分は次位のプロ選手に上乗せされます。

賞金分配の基本ルール

マスターズではPGAツアーの規定に従い、優勝から下位まで順位に応じた割合で賞金が支払われます。大会前に定められた配分比率によって各順位の額が決まり、同順位の選手が複数いる場合には該当順位の賞金合計を均等に分け合います。これにより最終順位が確定した時点で、すべての賞金配分が決定されます。

アマチュア選手と予選落ちの扱い

マスターズにはアマチュア選手も参加しますが、彼らは賞金を受け取らないため、その分の賞金は次順位のプロ選手に振り分けられます。
また、予選落ちしたプロ選手には最低保証があり、2025年大会では予選通過していなくても2万5千ドル(約360万円)が支給されます。そのため、すべての出場プロ選手が最低額の保証を受ける仕組みとなっています。

マスターズ賞金推移の歴史

初回の1934年大会では賞金総額5,000ドル、優勝賞金1,500ドルに過ぎませんでした。その後、賞金額は年々増加しています。1970~90年代には数十万~数百万ドル台で推移し、徐々に上昇していきました。

初期大会から近年までの推移

2001年のタイガー・ウッズ優勝時には優勝賞金が初めて100万ドルを超えました。2010年代には更に増え、2021年大会では松山英樹の優勝賞金が約2,070,000ドル(約29億円)に達し、2024年には3,600,000ドル(約50億円)となりました。2025年には4,200,000ドルに到達し、この数年で急激に増加しています。

主な節目となった大会

マスターズの賞金急増を象徴する出来事として、2001年のウッズ優勝で優勝賞金が100万ドル突破、近年では2021年の松山選手と2024年のシェフラー選手の優勝が挙げられます。これらの大会では前年に比べて賞金額が大幅に増え、2025年の優勝賞金も過去最高値を更新しました。

他メジャーとの賞金比較

2025年のゴルフメジャー大会賞金総額を見ると、全米オープンが21,500,000ドル(約31億8千万円)、全英オープンが17,000,000ドル(約25億2千万円)、全米プロゴルフ選手権が19,000,000ドル(約28億円超)となっています。マスターズの21,000,000ドルはUSオープンに次いで大きく、優勝賞金4,200,000ドルも他のメジャーを上回る水準です。
一方、PGAツアーの「プレーヤーズ選手権」では総額25,000,000ドルが設定され、優勝賞金は500万ドルに達する見込みです。またLIVゴルフなど一部大会でも総額25,000,000ドルという非常に高額な賞金額が設定されており、世界のトーナメントで賞金競争が激化しています。

まとめ

2025年マスターズの賞金総額は21,000,000ドル(約30億円)、優勝賞金は420万ドル(約6億円超)に達し、いずれも史上最高額となりました。順位別の賞金配分はあらかじめ定められた割合で行われ、アマチュアや予選落ちに対する扱いも明確に決められています。
賞金一覧と比較から明らかなように、マスターズは他のメジャー大会に匹敵する高額賞金の舞台であり、とりわけ優勝賞金の規模が際立っています。今後もマスターズがゴルフ界最高峰の大会として大規模な賞金を維持し続けることが期待されます。

特集記事

TOP
CLOSE