初心者でもわかる!ゴルフスコアの数え方と例

ゴルフでは、打数を合計してスコアにします。クラブでボールを打つごとに1打をカウントし、OBや池ポチャなどのペナルティが発生すればさらに1打を加算します。
合計打数の少ない方が良いスコアとなり、通常18ホールを回った合計で順位が決まります。
初心者にとって打数やペナルティの記録方法はやや複雑に感じられるかもしれません。

この記事では、ゴルフスコアの数え方を基本ルールから具体例を交えて解説します。
スコアカードの書き方や例を使った計算方法などを丁寧に説明していくので、初心者の方もぜひ参考にしてください。

ゴルフスコアの数え方と具体例

ゴルフスコアを数えるには基本ルールの理解が必要です。ここでは1打ずつ加算する方法やラウンド終了時の計算の仕方を説明します。

1打ずつカウントする基本ルール

ゴルフでは、クラブでボールを打つごとに1打としてカウントします。空振りも1打に含まれ、素振り(空振り)はスコアに入りません。ペナルティであるOBやロストボールが発生した場合は、その都度1打罰が加算されます。

ラウンド終了時のスコア計算

1ラウンド(通常18ホール)では、各ホールで打った打数の合計が最終スコアです。各ホールの打数をすべて足し合わせ、OBやロストボールなどの罰打も含めた合計打数で順位を決めます。合計打数が少ないほど成績は良好です。

規定打数(パー)との関係

各ホールには「パー」と呼ばれる規定打数があります。例えばパー4のホールで4打は「パー」、3打は「バーディー」、2打は「イーグル」となります。一方、5打は「ボギー」、6打は「ダブルボギー」です。全ホールの基準打数を合計するとそのゴルフ場の合計パーになり、その合計と実際のスコアを比較して、自分が何打オーバー(+)あるいはアンダー(−)かを判断します。

スコアカードの見方と書き方

スコアカードはラウンド中に打数を記録するための用紙です。ゴルフ場で受付時にもらえるので、スタート前に受け取っておきましょう。基本的なカードの構成とスコアの書き方を紹介します。

スコアカードの基本項目

ゴルフ場では、ホール番号、距離、パーなどが記載されたスコアカードを配布します。各ホールのパーやハンディキャップ(難易度)が書いてあり、これを目安にプレーします。自分の名前が書かれている記入欄に、各ホールでの打数を記入します。

打数の記入と合計

各ホールで自分が打った打数をスコアカードに記入します。数字で正確に書き、打った順に記入漏れがないように注意します。18ホール分の打数をすべて合計して最終スコアとし、合計欄に記入します。合計は必ず計算して確認し、間違いがないか再度チェックしましょう。

記号の使い方

スコアカードでは、数字の代わりに記号を使うことがあります。例えば、パーは「ー」、バーディーは「◯」、イーグルは「◎」、ボギーは「△」、ダブルボギー以上は「×」です。記号で記録すると視覚的に理解しやすく、チェックミスの防止にも役立ちます。

パット数の記入

スコアカードには各ホール横に「パット数」を記載する欄があります。実際の打数とは別にパット数を記録することで、自分のパット数を把握できます。パット数はゴルフの上達に影響する重要な数字なので、忘れずに記入しましょう。

具体的なスコア計算の例

具体的な打数の例を見てみましょう。ここでは、全ホールをパーまたはボギーで回った場合のスコア例と、簡易例として9ホールの例を示します。

全ホールパーの場合

18ホールすべてを規定打数(パー)でホールアウトした場合、合計スコアはそのコースの合計パーになります。多くのゴルフ場では合計パー72ですので、すべてパーで回ると「72」になります(パープレー)。上級者でも達成が難しい理想的なスコアです。

全ホールボギーの場合

18ホールすべてをボギー(パー+1)でホールアウトした場合は、合計パーに18を足したスコアになります。パー72のコースなら「90」です。90を切ることはゴルファーの目標とされることが多く、すべてボギーで上がることは初心者にも到達可能な目標です。

9ホールの具体例

9ホール(合計パー36)の例を見てみましょう。以下はサンプルです。

ホール 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
パー 4 4 3 5 4 4 3 4 5 36
打数(例) 5 4 3 6 5 4 4 5 6 42
対パー +1 0 0 +1 +1 0 +1 +1 +1 +6

上の例では合計打数42で、パー36との差は+6(「6オーバー」)となります。各ホールごとに打数を記入し、最後に合計を出してパーとの差を確認しましょう。

ペナルティ時のスコアの数え方

ペナルティが発生すると、その都度スコアに1打が加算されます。以下に代表的なペナルティの数え方を解説します。

OBの場合

ボールがOB(コース外)に出たら、1打罰を課して打った地点に戻り打ち直します。たとえばティーショットがOBなら、ティーショット(1打)と1打罰で計2打目から打ち直します。

ロストボールの場合

ボールが見つからないまま3分以上経過するとロストボールとなります。OB同様に1打罰を加え、最後に打った地点に戻って打ち直します。ロストボールは無罰ではない点に注意が必要です。

アンプレアブル・池ポチャ

池や打てない場所(ペナルティエリア)にボールが入ってしまった場合、1打罰を加えて規定の位置からボールをドロップしてプレー再開します。また、自分で「アンプレアブル(打てない)」と判断した場合も、1打罰で2クラブレングス以内の安全な場所にドロップできます。

空振り・ダブルヒット

ボールを打ち損なった空振りは1打として数えます。意図せずボールがクラブに2度当たってしまった場合(ダブルヒット)も、打数は1打のみです。どちらもペナルティではなく、打数の1つとしてカウントされます。

OKパット

カップに非常に近い場合、同伴者が「OK」と言えば最後のパットを省略できます。その場合も1打打ったものとしてカウントしホールアウトとします。公式ルールではありませんが、プライベートプレーでは進行をスムーズにする慣習として用いられています。

スコアの呼び方と記号

ゴルフではスコアに対する特有の呼び方や記号があります。これらを知っておくと、同伴者とのコミュニケーションやラウンド後の振り返りに役立ちます。

パー・バーディー・イーグルの意味

各ホールには基準となる打数「パー」が設定されています。パーと同じ打数で上がれば「パー」、1打少ないと「バーディー」、2打少ないと「イーグル」です。反対に1打多いと「ボギー」、2打多いと「ダブルボギー」と呼びます。なお、3打少ない「アルバトロス」、4打少ない「コンドル」という呼び方もありますが、極めてまれなケースです。

ボギー・ダブル以上の呼び方

パーよりスコアが悪い場合、+1打で「ボギー」、+2打で「ダブルボギー」、+3打で「トリプルボギー」といいます。それ以上は通常「+4」「+5」のように数字で表記します。

スコアカードの記号

スコアカードでは、数字の代わりに記号を使うことがあります。一般的にはパーは「ー」、バーディーは「〇」、イーグルは「◎」、ボギーは「△」、ダブルボギー以上は「×」で表すケースが多いです。これらを使うとスコアを視覚的に把握しやすくなります。

初心者向けスコア集計のコツ

初心者でもミスを減らしてスコアを数える方法があります。ここでは、スコアカウンターやアプリ、声に出して確認するなどのコツを紹介します。

スコアカウンターとアプリの活用

スコアカウンターは1打ごとにボタンを押すだけで打数を記録できる便利な道具です。また、スマホのゴルフスコア管理アプリを使えば各ホールのスコアを入力するだけで合計が自動計算されます。これらを併用すると手動での計算を省略でき、集計ミスを防げます。

  • スコアカウンター:ボタンを押すだけで打数を記録できます。スコアを数え間違えにくく、初心者におすすめです。
  • スコア管理アプリ:各ホールのスコアを入力すると自動で合計が算出されます。ラウンド後のデータ分析も簡単です。

声に出して確認する

打つ前に「○打目」と声に出して宣言すれば、同伴者と打数を共有できます。例えば「2打目」と宣言すると、間違いがあればすぐに指摘してもらえるため、お互いに確認しながら正確に記録できます。声に出して確認する習慣は安全でスマートなプレーのポイントです。

まとめ

ゴルフのスコアは、1打1打を確実にカウントし、ペナルティ打を加算して合計することで算出されます。打数はパーとの比較でバーディーやボギーと呼び、スコアカードやアプリに記入して管理します。初心者はスコアカウンターやアプリ、声かけで確認するなどの工夫を取り入れましょう。本記事のポイントを押さえれば、ラウンド中でも落ち着いて正確にスコアを管理できるようになります。

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