付き合う前にゴルフデート……。カップルに人気のスポーツですが、まだ交際に至っていない相手とのデートとしては少し勇気がいるかもしれません。しかしゴルフデートには、一緒に自然の中で長時間コミュニケーションを取れるという大きな魅力があります。
気張らずに相手の素顔を知るチャンスにもなりますが、反面、天候やコース選び、費用面など注意点もあります。
この記事では、付き合う前のゴルフデートで知っておきたいメリットと注意点、誘い方や事前準備、当日のマナー、デート後のフォローまで幅広く解説します。
ゴルフデートを有意義に楽しみ、お互いの関係をステップアップさせるポイントを押さえましょう。
目次
付き合う前のゴルフデートのメリット・注意点
付き合う前にゴルフデートをすることは、普通のカフェデートや映画デートとは違ったメリットがあります。例えば開放的なゴルフ場では自然を満喫しながら話せますし、車での移動中や合間のプレー中に二人っきりになる瞬間が多いのも特徴です。またゴルフという共通の話題があるので、沈黙を過度に気にせずにお互いを観察できます。一方でゴルフは一日仕事になりやすく、体力や天候に左右されやすいスポーツです。
開始時間が早いこともあり、計画に余裕を持つ必要があります。また、道具レンタルやラウンド費用がかかるので、費用面にも配慮しましょう。付き合う前のデートでは、相手がゴルフを経験済みかどうかも大切です。相手の意向を尊重し、無理強いは禁物です。
ゴルフデートのメリット
ゴルフデートの魅力・メリットには以下のようなものがあります。
- 雄大な自然の中でリフレッシュできる。ゴルフ場では普段味わえない景色と開放感が楽しめます。
- 長時間一緒に行動できるので、相手との距離が縮まりやすい。打ち上げや移動時間でプライベートな話もしやすいです。
- 会話に困りにくい。スコアやプレーが共通の話題になり、打席や移動中でも話題に事欠きません。
- 普段とは違うゴルフウェア姿が新鮮。お互いの新しい一面を垣間見ることができます。
- 感染症対策になる。新型コロナウイルス以降、換気の良い屋外スポーツが注目されており、安心して楽しめます。
ゴルフデートの注意点
一方で、付き合う前のゴルフデートには以下の注意点があります。
- 一日がかりになる場合が多い。朝早くスタートすることが多いので、前日はしっかり寝ておく必要があります。
- 体力勝負。長時間のプレーは疲れやすく、体力や筋肉痛で思わぬ不調が出ることもあります。健康面に配慮しましょう。
- 費用が高め。ゴルフ場利用料、ランチ代、レンタルクラブなどで出費がかさみやすいので、誰がどこまで負担するか事前に考えておくと安心です。
- 実力差・経験差に注意。初心者同士や、相手が未経験の場合、余計に緊張させてしまうことも。無理のないコース選択や、雰囲気づくりが大切です。
- 長時間の会話がない場面も。プレーに集中する時間が長いので、ずっと会話していなくても気まずさを感じないよう心がけましょう。
付き合う前のゴルフデートの誘い方・ポイント

付き合う前はお互いを試している段階。ゴルフデートに誘う際は相手の趣味や予定に配慮しつつ、軽いトーンで提案するのがポイントです。たとえば、「今度一緒にゴルフの打ちっぱなしに行かない? 気軽にできるよ」など、相手の負担が少ない打ちっぱなしや初心者向けの練習場から誘うと成功しやすいでしょう。ゴルフ未経験の相手であれば、練習場デートを提案したり、インドアゴルフ施設を選ぶと安心感を与えられます。また誘うタイミングは、天気の良い週末や新しいゴルフ場の話題が出たときなどが狙い目です。あまり唐突になりすぎないよう、普段の会話の流れを利用して自然に持ちかけてみましょう。
誘うタイミング
ゴルフデートの誘いは、相手の話題にゴルフやスポーツが出たタイミングで自然に行うのがコツです。また、季節的に過ごしやすい初夏や晩秋などの気候が良い時期を選ぶと「今週末は天気もいいし~」と誘いやすくなります。急に高圧的に誘うのではなく、「練習場なら気軽だしどう?」と相手の反応を見ながら聞き出すスタンスで提案しましょう。
自然な誘い方の例
例えば「最近ゴルフ用品店で新しいドライバーのセールやってたんだけど、一緒に見に行かない?」と街中で誘ったり、「○○のインドアゴルフ、初心者プランあるみたいだよ。一度試してみる?」など、買い物や情報をきっかけに誘うのも効果的です。共通の趣味や興味を装って自然に「○○さんもゴルフ好きなんだってね、今度教えてよ!」と持ちかけるのもよいでしょう。
打ちっぱなしから始める
特にゴルフ初心者同士の場合、いきなり本コースに行くよりも練習場(打ちっぱなし)から始めるのがおすすめです。打ちっぱなしなら敷居が低く、車での送迎などプライベート空間も取りやすいですし、準備も比較的簡単です。レンタルクラブで気軽に行ける施設を選び、ランチやお茶を挟みながら半日一緒に過ごすことで、自然な雰囲気作りをしましょう。
ゴルフデート前の準備:服装・装備・心構え

デート当日は、お互いが楽しめるよう事前準備が大切です。まずゴルフ場での服装は、スポーツウェアでも襟付きシャツなどマナーに沿ったものであればおしゃれに見えます。スカートやミニ丈パンツもゴルフウェアだと抵抗感が薄れ、普段着では見られないセンスが光るでしょう。靴はスニーカーでも転ばなければOKですが、できれば履き慣れたゴルフシューズや運動靴を用意しましょう。
ほかにも、日焼け対策(帽子・サングラス・日焼け止め)や水分補給料、汗拭きタオルなどを揃えておくと安心です。施設によってはレンタルクラブやシューズの用意があるので、相手が未経験でも気軽に誘えます。健康面では前日夜に飲み過ぎない、睡眠を十分にとるなどの心構えも大切です。気温差のある季節は上着も用意しておくとよいでしょう。
服装・持ち物のチェック
ゴルフ場のドレスコードは場所によって様々ですが、基本は襟付きシャツ・スラックスやスカートといった清潔感のある服装です。カジュアル寄りのゴルフウェア店で揃えても違和感がなく、普段のデートとは一味違うおしゃれが楽しめます。持ち物はウエストポーチにティーやグローブ、予備ボール、飲み物、雨具などをまとめておくと便利です。現地でレンタルする場合も多いですが、早めに現地入りして余裕を持つのがおすすめです。
インドアゴルフやショートコースも選択肢
天候が不安定なときや相手が心配なときは、シミュレーションゴルフ(インドアゴルフ)やショートコースを提案するのも賢い選択です。最近は初心者向けのインドア施設が増えており、室内で手軽に練習できます。雨を気にせず気軽に行けるため、デート成功率もアップ。気分やレベルに合わせて「今日は運動量少なめがいいかな?」と相談しやすいよう、複数の選択肢を用意しておくとよいでしょう。
ゴルフデート中のマナーと会話のコツ
ゴルフデートでは、プレー中の振る舞いが相手の印象を大きく左右します。まず笑顔を絶やさず、相手のショットを積極的に褒めましょう。例えば「いいアプローチだね!」と盛り上げるだけで緊張がほぐれます。結果に一喜一憂せず、ミスショットにも「次こそ!」と前向きな声かけを忘れないことが大切です。
また、周囲のキャディさんやスタッフには礼儀正しく接します。ゴルフは一緒に過ごす時間が長いので、スタッフへの横柄な態度は絶対にNG。常に相手が不快にならないよう、自分から進んで道具を運んだり、ドリンクを差し入れたりする気遣いをしましょう。マナーが身についていると、多くのプロゴルファーも評価する品格の高さをアピールできます。
笑顔と褒め言葉でプレイを楽しむ
ゴルフ中は成果を競うスポーツとはいえ、あまり勝敗にこだわると素敵な雰囲気を壊してしまいます。相手が初心者なら叱咤せずサポート役に徹し、上達した時にはしっかり褒めてあげてください。「ナイスショット!」「惜しいね、次はきっと!」など、前向きな言葉を多く使いましょう。自分のミスに対しては深刻になりすぎず、「次回がんばろう!」と自分を励ます姿を見せると、相手にも楽な雰囲気が伝わります。
キャディ・スタッフへの配慮
ゴルフではキャディやコーススタッフとも長い時間接します。例えば指示された通りに行動したり、キャディバッグを運ぶときに率先して手伝ったりするなど、相手だけでなく周囲への配慮も重要です。マナーの良さは相手に好印象を与えるポイントになります。他のお客さんがいる場でも落ち着いてプレーし、騒音や無礼な態度を避けるよう心がけましょう。
会話のタイミングと話題の工夫
プレーの合間はコミュニケーションタイム。相手がボールを打っている間は何気ない世間話を振ったり、リラックスできる軽い話題を共有しましょう。共通の趣味や食べ物、最近見た映画の感想など、お互いが乗りやすい話を用意しておくと会話が途切れません。ただしプレーに夢中なタイミングで強引に話し続けるのは厳禁です。相手のプレーのリズムを尊重し、「今度は何番のショットかな?」などゴルフに関する話題に繋げると自然です。
付き合う前のゴルフデートにおすすめのコース

付き合う前のデートなら、ラウンド経験の少ない相手でも楽しめる場所を選ぶのが無難です。まず初心者向けには打ちっぱなし練習場がおすすめです。お互いリラックスして手軽にプレーでき、腕試し感覚で盛り上がります。もう少し経験があるならば、ショートコース(ハーフコース)も良い選択です。ハーフコースなら3~4時間で回り切れるため、夜遅くなりにくく初心者でも完走しやすいでしょう。体力に自信があれば、本格的な18ホールのラウンドコースにチャレンジするのもOKです。
付き合う前なら打ちっぱなし
打ちっぱなしは道具がなくても行けますし、隣同士で打席に座りながらワイワイ楽しめます。例えば交際前ならお互いに教え合うよりは、おだてたり笑い合う練習タイムにして盛り上げましょう。練習場は居心地もカジュアルなので、無理なく会話できます。練習場の後は近くのカフェや回転寿司で軽食をとるなどプランを立てておくと、さらに親睦が深まります。
初ラウンドならショートコース
打ちっぱなしで調子が上がってきたら、ショートコースを検討しましょう。ショートコースは1ホールあたり距離が短く、プレーがテンポよく進みます。18ホール回る緊張感はありませんが、ドライバーを使うホールもあるのでゴルフらしさは十分。体力に不安がある相手でも無理なく終えられ、コースデビューとして好印象です。
本格ラウンドも選択肢
お互いにゴルフ経験がある程度あるなら、18ホールの本格ラウンドも夢ではありません。付き合う前だからこそしっかりプランを練り、早めにコースを予約するなど準備を怠らないこと。ラウンド中はスロープレーにならないように適度に声をかけ合い、カート移動時に車内BGMで雰囲気づくりをしてもいいでしょう。ただし、初心者の彼女にいきなりフルコースをお願いするのは避けた方が無難です。
天気が不安ならインドア
雨や寒さが心配な日は無理せず屋内施設で楽しむ手もあります。最近増えてきたシミュレーションゴルフ(室内ゴルフ)は、クラブ・ボール・キャディバッグ全てレンタルできて手ぶらでOK。天候や季節を気にせずにラウンド気分が味わえるため、初心者デートには最適です。例えば暖房の効いた完全個室であれば、二人だけのプライベート空間で会話を弾ませやすく、仲良くなるチャンスになります。
ゴルフデート後のフォローと次のデートへの誘い方
ゴルフデートが終わったら、お礼とフォローを忘れずに。ゴルフの場合は翌日までにLINEやメールで「昨日は楽しかったです、ありがとう!」と送るのがスマートです。ハイファイブやハグのようなボディタッチは相手が嫌がるかもしれないので、言葉で感謝を伝えましょう。メッセージにはその日の感想や「また一緒に回りたいですね」と軽く次の約束をほのめかすと、好印象です。
次のデートにも自然に繋げたい場合は、「今度は○○に行きましょう」と具体的なプランを提案するといいでしょう。例えばショートコースが好評なら次もショートコース、慣れてきたら本コース、と段階的に提案します。急かさず相手の都合を聞きながら誘い、プレッシャーを与えないのがポイントです。
翌日にお礼のメッセージ
ゴルフデートの翌日には早めにお礼を送るのが礼儀です。感想を添えて「プレー楽しかったね」「ありがとう」を伝えると礼儀正しい印象になります。長文にしすぎず、ポイントを簡潔にまとめると読みやすいです。「また一緒に行きたい」という気持ちもさりげなく入れておくと、相手も次回を意識しやすくなります。
次回の誘い方
次回につなげるためには、相手が興味を持っていたり得意なスポーツや趣味を取り入れると効果的です。例えばゴルフは苦手だった相手が「楽しかった」と言えば、今度は練習やショートコースをまた企画しましょう。あるいは、運動以外で映画や食事など、別の共通項を話題に出してみるのもおすすめです。ゴルフで十分に仲が深まったなら、気軽に「昨日の感じで次は○○しようか」とプランを持ちかけましょう。
まとめ
付き合う前のゴルフデートは、自然の中で長時間一緒に過ごしながら相手の本音や協調性を知れる貴重な機会です。メリットも多い反面、時間・体力・費用面の負担があることも事前に理解しておくことが重要です。相手のゴルフ経験や好みを考慮し、無理のないプランで誘い、当日は笑顔と配慮を忘れずに楽しみましょう。
デート後は丁寧なお礼と次回へのお誘いで好印象を残し、二人の距離を自然に縮めるのが成功の秘訣です。この記事のポイントを参考にして、付き合う前でも気軽にゴルフを楽しみ、新たなデートの選択肢として活かしてみてください。